今回は、子どもの思考力を育むのに効果的なパズルとブロックについて、年齢別のおすすめ商品を交えてご紹介します。
パズルやブロックは、子どもの空間認識力や論理的思考力を高めるのに最適な知育玩具。
遊びながら考える力が身につくので、楽しく成長を促せるんです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
パズル・ブロックが育む思考力
パズルやブロックで遊ぶことは、子どもの思考力を育むのにとても効果的です。
まず、パズルを完成させるには、ピースの形や絵柄をよく観察し、どこに置けばいいかを考える必要があります。
試行錯誤しながら完成を目指す過程で、論理的に考える力が身についていくのです。
一方、ブロックは立体的に組み立てていく玩具。
平面とは違った空間認識力が養われます。
また、バランスを考えながら構造物を作ることで、物理的な法則への理解も深まります。
さらに、パズルやブロックは集中力も育みます。
完成させるためには、一定時間集中して取り組む必要があるからです。
目的に向かって粘り強く取り組む姿勢は、将来の学習にも役立つでしょう。
情緒面の発達も期待できます。
簡単には完成しないパズルに粘り強く取り組むことで、忍耐力が身につきます。
また、パズルを完成させた時の喜びや満足感を通して、自信や自己肯定感が高まるため、達成感や自己肯定感も得られるでしょう。
このように、パズルとブロックには子どもの思考力を高める要素がたくさん。
ここからは、年齢別におすすめの商品をご紹介していきます。
1歳〜2歳向けのパズル・ブロック
形合わせパズル
形合わせパズルは、1歳頃から遊べるシンプルなパズル。
木製や布製など、素材もさまざまです。
形を認識し、手と目の協応動作を養うのに最適。
難しすぎないので、パズル遊びの入門にぴったりですよ。
おすすめ商品:
- エド・インター 木のパズルシリーズ
- ボーネルンド オリジナル ピックアップパズル バラエティ
音の出る積み木
音の鳴る仕掛けが付いた積み木は、1歳児も夢中になって遊べます。
積み木を振ると音が鳴る仕組みで、ガラガラ代わりにも使えます。
ブロックを重ねたり崩したりする動作は、手指の発達を促します。
音が鳴ると嬉しそうな表情を見せるのが、とてもかわいいんですよ。
親子のコミュニケーションにもぴったりです。
おすすめ商品:
- エド・インター 森のあそび道具・音いっぱいつみき
- エデュテ SOUNDブロックス
2歳〜3歳向けのパズル・ブロック
木製パズル
木のぬくもりを感じられる木製パズルは、2歳頃からおすすめ。
動物や乗り物など、子どもが興味を持つ題材を選ぶと良いでしょう。
ピースを手に取って考える行為は、指先の器用さと思考力の発達に役立ちます。
おすすめ商品:
- エド・インター 木のパズルシリーズ
- ジョージ・ラック ピープパズル・はたらく車
ブロック
カラフルなブロックは、2歳児の創造力を刺激します。
思い思いの形に組み立てながら、立体的な構成力を身につけていきます。
ごっこ遊びに取り入れるのも面白いですよ。
おすすめ商品:
- メガブロック
- Gakken ニューブロック
3歳〜4歳向けのパズル・ブロック
ジグソーパズル
3歳になると、ピース数が10〜50ピース程度のジグソーパズルに挑戦してみましょう。
絵柄を完成させるには、パズルの形に加えて、絵の内容も読み取る必要があります。
視覚的な情報処理能力が問われる良い機会ですね。
おすすめ商品:
- ラベンスバーガー ジグソーパズル
- アポロ社 ジグソーパズル
立体パズル
平面ではなく、上下に組み立てていく立体パズル。
このあたりからは、自由に作るだけでなく、見本と同じものを再現するなど、クイズのような遊び方もできるようになる頃です。
高さのあるものを作ることで、空間把握力がさらに養われます。
完成した時の達成感も格別ですよ。
おすすめ商品:
- グリムス アーチレインボー
- ボーネルンド オリジナル 立体パズル・ビュルディング
4歳〜5歳向けのパズル・ブロック
知育ブロック
数字や図形、仕掛けが組み込まれた知育ブロックで、楽しみながら算数の基礎を学べます。
ブロックの特性を生かして、規則性や法則性への気づきを促しましょう。
おすすめ商品:
- ジムワールド マグ・フォーマー
- 学研の知育玩具 ニューブロック
複雑な形状の立体パズル
3~4歳ごろの立体パズルより、さらに複雑な形状のものにもチャレンジできる頃です。
ピースを組み合わせて、様々な造形を生み出せます。
図形への理解が深まるのはもちろん、立体を組み立てる想像力も鍛えられますよ。
おすすめ商品:
- ラキュー (LaQ) ベーシック
- カワダ ナノブロック
※上記はピースが小さいので、下のお子さんがいるご家庭はご注意ください。
パズル・ブロックの選び方のポイント
子どもの年齢や発達段階に合わせて、適切な難易度のパズルやブロックを選ぶことが大切です。
- 幼児期は、大きめのピースで遊びやすいものを
- 集中力が続く時間を考慮して、ピース数を選ぶ
- 子どもの興味・関心に合ったテーマを選ぶ(好きなキャラクターや乗り物など)
- 素材の安全性もチェックする
また、遊び方のバリエーションを広げられるよう、パズルとブロックをバランスよくそろえておくのもおすすめです。
親子で楽しむコツ
せっかくのパズルやブロック遊び、親子で一緒に楽しむことでより効果的に思考力を育めます。
- 一緒に考えながら、ヒントを出し合う
- 子どもの発想を認め、褒める
- 完成したら、達成感を共有する
- 完成した作品を写真に撮って、記念に残す
- 兄弟姉妹で協力して、大きな作品を作る
パズルやブロックを通して、会話を弾ませながら、子どもの考える力を引き出していきましょう。
うまくできなかったり、飽きてきたりすると子どもが嫌がることもあります。
そんなときは子どものペースに合わせ、途中でも中断したり明日に再チャレンジしたりしましょう。
また、興味の有無も人それぞれ。
パズル・ブロック遊びに乗り気じゃなくても、無理強いせずに、長い目で見守りましょう。
出来具合の個人差も大きいので、他の子と比べたりせず、できたことに目を向けるようにしましょうね。
まとめ
パズルとブロックは、子どもの思考力を高める優れた知育玩具です。
空間認識力や論理的思考力が自然と身につき、想像力も豊かになります。
親子で一緒に遊ぶことで、コミュニケーション力も養われるでしょう。
年齢に合ったものを選んで、楽しみながら成長を促してあげてくださいね。
子育ての目標は、考える力を持った子どもを育てること。
パズルやブロックで遊ぶ中で「難しい」「できない」を乗り越える経験は、生きる力を育む土台になります。
ぜひ、パズルとブロックを日常の遊びに取り入れて、子どもの可能性を広げてあげましょう。